だから仕事がこないんだ!基礎抜けライターに共通する絶望的な特徴

低質低単価のWeb記事にトドメを刺したAI、寄せ集め記事しか書けないライターが続々と仕事を失っています。今後は最低でもAIレベルの記事が必須、紙媒体出身ライターのWeb参入も相次ぎこれまでのような素人スキルではとても生き残れません。今回は生き残り術第一弾、最重要スキルなのに軽視され続けてきた「基礎」について解説します。

もくじ

基礎がすっぽり抜けている素人ライター

基礎抜けライターを量産したのは低単価案件。

情報が薄くても文章が拙くても「記事のようなもの」であればOKが出る低単価案件が横行し、Web記事の質は下がりに下がりました。とにかく記事数が必要だった時代、何でもいいから早く!という需要が高かったのは確かですが、必要な知識も得ずスキルも整えず安易な受注に走ったライターも反省すべきです。

低単価案件最大の特徴はライターに「思考」を求めないこと。決められた内容を決められたとおりに書いてくれればいい。事前に構成が用意され情報取得用の参考サイトまで指定されている場合だと、ライターは何も考える必要がありません。

ロクに考えもせず寄せ集め記事を量産して「書けてるつもり」に陥らせる、それが低単価案件。件数がほしい発注者と受注を急ぐライターの需要と供給が一致した結果とはいえ、ライターにとって一番大切な「基礎」を軽視した代償は想像以上に大きいのです。

毎回モヤモヤ「判断基準」がない恐ろしさ

思考を奪われた基礎抜けライターには「判断基準」がないリサーチの方向も、全体の流れも、書くべき情報も自分で判断できないまま記事を書いています。モヤモヤしたまま毎回参考記事を探し、酷いケースだと参考どころかマネるで終わらせる。自信のなさをマネでカバーする悪循環にどっぷり浸かっています。

低単価案件が事前に構成を用意したり参考サイトを提示したりするのは、そうでもしないと”トンデモ記事”を納品するライターがいるから。寄せ集め情報で上位記事と似た記事を書くのは「記事の書き方」ではありません。

自分の記事は自分で作る、全ての判断は自分で行う、これは高スキルでもなんでもなくライターとして当然のこと。参考記事がないと記事が作れない状態が異常なんだと気付く、これが生き残りへの第一歩です。

基礎ゼロ=応用ゼロ=成長ゼロ

ライターは毎日が応用の連続。セールスライティング、LP、取材、記事にはさまざまな種類がありますが、書き方や考え方の基本は全て同じ。「記事の目的に向かう」という基礎ができていればジャンルが変わっても柔軟に対応できます。

しかし稼げそうだからといきなりセールスライティング、考え方がフラフラなのに取材記事、このように基礎ナシで応用から入ると内容を半分も理解できず挫折してしまいます。なぜこの書き方なのか、なぜこんな表現を使うのか、しくみの理解を支え応用を引き出してくれるのが「基礎」です。基礎ナシで応用だけを得ることはできません。

引く手あまただったSEOライターが失職の危機に瀕しているのも基礎抜けが原因。とくに低単価のSEO記事は異様なまでのキーワード重視、なんとも変な書き方ですが、最初にこの書き方を覚えてしまった人はその不自然さに気付けず修正にかなりの時間を要します。

少しくらい変でも需要があるから仕方ないともいえますが、基礎が盤石だと「今回はキーワード重視の記事を書こう(変だけど)」と自分で判断できます。どれほど市場が変化しようとも動じない、これが基礎力。豊かな応用力は基礎のたまものです。

中級者にも多数「基礎抜けライター」の特徴

「基礎抜け」は記事の仕上がりやリサーチ時間の長さ、文章表現全てに露呈します。執筆数が多く中級者に分類される人でも「基礎抜け」は記事から透けて見えると考えてください。基礎抜けと判断される要素はたくさんありますが、ここでは絶望的な3つの特徴をご紹介します。

1.構成が立てられない

構成力不足を文章力でカバーすることはできません。構成は、全体の流れ、各章の役割、各章のつながり、章内の流れ、情報の取捨選択まで全て含みます。

記事=構成、記事の良しあしは構成で決まります。書きながら考えるなんてことは絶対にしません。構成段階でほぼ記事は完成、執筆はまとめ作業のようなものです。ライターの仕事の大半は構成に含まれるため、構成ができないライターに頼む仕事はないと考えてください。

全体の流れをボンヤリ考えるだけ、これは論外。とりあえず先に結論、何でもメリットデメリットで片づけてしまうのも構成力不足の表れです。しくみの理解が浅いままか書かれた記事は体裁よく仕上がっているようにみえても、軸ズレや情報の浅さといった不備が必ずあります。構成が構成の役割を果たしていないことも基礎抜けライターの特徴です。

2.リサーチが浅い

良さげな情報を集めて並べる、これが記事の書き方だと思い込んでいるライターが大勢います。簡易SEOなど低単価記事ならそれで対応できますが、その先には進めません。ただの下準備にすぎないヨコリサーチの浅い情報だけを集めるため、時間をかけて頑張るほど記事が薄くなる悪循環に陥ります。”記事に書く情報だけ”を探している人は高確率でデスループ入りしています、即直すべき。

情報濃度に差がないヨコリサーチ情報は、箇条書きっぽくなるなど文章にも悪影響を及ぼします。浅い情報は単調な文章を招き、無理に引き伸ばそうとするとくどさが出て崩壊します。文章だけを直しても一向にスキルが上がらないのはこのためです。

3.思考がない、考えが浅い

これは致命傷。
基礎固めでもっとも大切な「思考形成」が抜けていると全てが浅くなります。寄せ集め記事に疑問を抱かないのも、リサーチが浅くなるのも、記事に対する考え方が浅いから。「リサーチでは何ページ調べればいいですか?」という質問をしてしまうのが典型です。そんな基準はありません、記事の目的を達成するまでです。

低単価案件で染みついた「こんなもんでいいか」という感覚は根深く、知識や情報に対する考えの浅さを自覚できなくなります。厄介なのは行動も浅くなること。簡単な方法ばかりを探す、ツールでラクしようとする、思考を捨てたライターに成長はやってきません。しっかり自分のスキルと向き合い適切な行動をとりましょう。

絶対にやってはいけない「受注しまくり・書きまくり」

基礎抜けの状態で記事を書き続けてもスキルアップは望めません。正しさを判断できない状態で低質記事を量産しても高質記事が書けるようにはならないんです。手を動かさないと落ち着かない気持ちはわかりますが、ブログを書きまくったり、低単価案件に飛びついたりするのはやめてください。時間を無駄にするだけです。

基礎は地味すぎて「できている」と思い込みがちですが、低中単価ライターの大半は基礎が抜けたまま活動を続けています。環境が変わり高質記事が求められるようになった今、中途半端なスキルではあっという間に淘汰されてしまうでしょう。現実を認めしっかり基礎固めをしてください。今なら間に合います。

AIは使いこなすもの。それを可能にするのが基礎力

だから仕事がこないんだ!基礎抜けライターに共通する絶望的な特徴
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