どれほど良質な記事でもたった一言で低スキルな印象を与えてしまう、これがつたなさの怖さ。回りくどさや重複といった別のマイナスをも招く厄介な存在です。前後左右に悪影響を与えるため、初心者は「使わない」が一番の安全策。今回は5,000記事以上の添削経験から厳選した「トップオブつたない表現」をご紹介します。
もくじ
として
キチンとした表現だと感じるのか頻繁に見かける複合格助詞ですが、初心者の記事でうまく使用できている例に出会ったことがありません。
遭遇率No.1「理由としてAとBです。」
”あげられる”を省いてしまっているだけですが、加えたところで
のように結局回りくどい文になります。
修正依頼するとなぜか”として”を残そうとする人が多いのですが、短文だと不自然度が増しておかしな文章になります。役割を示すとき以外は使用禁止!
こと、ことで
”こと”は前後左右にダラついた表現を招きます。くどさを自分で判断できないうちは1文1回までにしておきましょう。
回りくどい文章を書いてしまう人が好んで使うのが「ことで」です。連続して登場するケースが非常に多く、大半はつたなさを自覚していません。後に続く述語まで長くなりやすいだけでなく、文章の重複も増えるジャマな表現です。
「ことで→すると」に変えるだけでスッキリ。他にも書き換え例はたくさんあり、”ことで”を止めるだけで表現幅が広がります。
かも。ことも。ですが。
助詞止めや接続詞止めといった述語省略は、スキル不足な状態で行うと手抜きにしか見えません。カジュアルな記事で多々見かけるため「使っていいもの」と考えがちですが、タメ口で記事を書いているととらえてください。
記事の雰囲気を暗くしてしまうのが逆接の接続詞。とくに後味の悪い印象を残してしまうのが「ですが」の単独使用です。ですが何?とイヤな余韻が漂います、妙な演出はせず文章にしましょう。
接続詞の連続使用はそれだけでつたなさを爆増させます。1行空けや章が変わった後など視覚的にも切り替えが済んでいる場所では削除しても問題ありません。
そして、それで、それから
小学生の作文を添削しているとよく見かける接続詞。とくにつたなさが強烈なのが”そして”です。たった1回でも記事の雰囲気が一気に幼くなるため、連続使用は絶対にしないこと。
どれも単に内容を追加しているだけの接続詞、ザクっと削除しても流れが全く変わりません。試しに何も考えずに削除してみてください、驚くほどスムーズに流れます。
なぜならば~だからです。
PREP法丸暗記初心者がよく使う文章。「~だからです」だけでも十分つたないですが、なぜならばとセットになると棒読み感が爆増して最高につたない。”です”の多用(とくに短文)もつたなさが増します。
理由の章で連続使用するのも絶対禁止。単調さ、ダルさ、さらには手抜き感までも加わり質の低下が止まらなくなります。
どれも添削指導でおびただしい数修正してきた表現ですが、とくに初心者は使用禁止にすると表現力が劇的に伸びることに気付きました。もちろん、つたなさを自分で判断できるようになったら禁止解除、ブログやnoteなど個人的な記事では自由に使って構いません。
自分の文章がつたないのかわからない人には添削指導が効果的です。
助詞の使い方や言葉選びなど、記事を崩す要素がないか確認し修正しましょう。
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