執筆中の迷走は防げる!記事の道しるべは3つの目的設定

リサーチが終わらない、情報が選べない、書けないループから抜け出すのは至難の業。キーワード選定に注力する人が多いですが、記事を書くときはキーワードより大切なものがあるんです。今回は、執筆効率を爆上げする「目的設定」についてお話します。

「目的」なくして記事は書けない

記事を作るうえで一番大切なものは「目的」です。これを明確にしないまま記事を作ると、リサーチは終わらないし、適切な情報も選べず、ただの説明記事しか書けなくなってしまいます。

検索上位表示記事の情報を集めて~という書き方をしている人は要注意!「集めて書く」は記事の書き方ではありません。リサーチの道しるべも、情報選択の基準も、記事に必要なものはすべて「目的」に合わせて決めます。

記事に必要な目的は3つ、それぞれみてきましょう。

1.絶対外せない「発注目的」

発注者には「何か売る」とか「サイト価値を上げる」といった記事の発注目的が必ずあります。とくに指示がない場合や「○○をテーマに書いて」みたいなザックリ発注なら掲載先を確認して動向を確認する、発注者に聞くなどして「目的」を明確にしておきましょう。

受注記事の役割は「発注目的の達成」です。読者を満足させても発注者が期待する結果がでなければ意味がありません。記事を書く前には必ず「発注目的」をハッキリさせ書き出しておく、記事の「軸」を作るために欠かせない作業です。

2.検索意図の先にある「行動目的」

発注目的だけでなく、記事を読む読者の目的もハッキリさせておきましょう。ターゲットの検索意図はみんな考えますが、ここで終わってしまうとただ「ほしい」を満たすだけの単調な記事になってしまいます。

どんな情報であれ、ただ知りたいだけという人は少なく、その先に何らかの行動目的があります。ただ知りたいだけの人がいたとしても、記事を通して「行動のきっかけ」を与えることが記事の役目です。行動目的が明確だと、リサーチ時情報の絞り込みがスムーズに進みます。

リサーチが終わらなくて悩んでいる人は、ぜひ「行動目的」を明確にしてください。果てしなくヨコに広がっていたリサーチに「掘り下げ」のヒントが見えてきますよ。

3.記事の軸になる「記事の目的」

「発注目的」と「読者の行動目的」が合致するところ、これが3つ目の目的「記事の目的」です。なぜかあまり考えない人が多いのですが、記事の目的は構成やリサーチの「軸」になる一番大切なもの、しっかり書き出しておきましょう。

簡単な例をあげておきます。

<例>
・指定キーワード:会計ソフト
・発注目的:ソフト導入へ誘導する
・読者の行動目的:経理業務の効率を上げる
・記事の目的:経理業務効率化の方法を理解させ、会計ソフト導入へ誘導する

このように目的を明確にしておくと、情報選択時に「過剰なお悩みの列挙」「会計ソフトの使い方の詳細説明」のような不要な情報を入れなくなります。必要情報のイメージも描きやすいためリサーチ効率も格段に上がります。

すべては「目的」に合わせて進める

この情報いるかな?他の人も読むかも……リサーチしながら、書きながら迷うのは「目的」がないから。発注者でもターゲットでもない”書き手”がモヤモヤ悩んでも解決しません。すべての判断基準は「目的」悩んだら「3つの目的」を確認してください。目的に合っていればいる、合ってなければいらない、それだけです。

大切なのは、3つの目的を必ず分けて書き出すこと、頭の中でボンヤリ考えるとか「会計ソフトを売る」みたいな部分的な書き出しでは効果がありません。どんなに時間がかかってもかまいません、リサーチや構成の前に「3つの目的」を明確にしてください。

これだけで作業時間が大幅に短縮するだけでなく、情報が適切に絞り込まれた内容の濃い記事にに仕上がりますよ。

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