「なんかヘン」そんな文章書いてませんか?主語と述語がしっかり対応できていない文章は、読みにくいだけでなく読者に嫌なストレスを与えてしまいます。何か書こうと焦るあまり主語と述語のねじれに気が付かないまま記事を作成していませんか?いったん「ねじれ癖」がついてしまうと「読みやすい文章」からどんどん遠ざかってしまいます。今回は主語と述語のねじれを防ぐかんたんなコツをご紹介します。
ねじれ文とは?
どうでしょう、ねじれに気がつきましたか?
この文章の主語は「私の夢」ですので、述語が「会いたいです」では文章として成立しません。「私の夢は会いたいです」ではおかしいですよね。
このように主語と述語の関係がおかしな文章を「ねじれ文」といいます。
読んでいて違和感を覚えるだけでなく、句読点の位置が不自然になったり、内容までゆがんでしまうこともある厄介な存在です。
ゆがみに慣れてしまうと修正するのは非常に困難ですので、初心者のうちにしっかり意識しておきましょう。
修正例はこちら
・私の夢は南極のペンギンに会うことです(主語:夢/述語:会うことです)。
・私は南極のペンギンに会いたいです(主語:私/述語:会いたいです)。
ねじれを防ぐコツ
一度にアレコレ考えるとなんだかわからなくなりますので、今回は「ねじれ文を防ぐコツ」を3つご紹介します。どれもすぐに実践できるシンプルな方法です、早速みていきましょう。
主語と述語を意識する
講座の課題で実際に提出された「ねじれ文」です。
書き始めたときの主語は「時間が取れない人」だったのに「リスニング教材やアプリ」の説明をしているうちに「主語」がズレてしまったようです。
「時間が取れない人は人気があります」というおかしな文になってしまいました。
「教材やアプリ」は使われるものであって「主語」ではありませんが、一見「教材やアプリは人気があります」とつながっているように見えるのでそのままにしちゃうんですね。
文章を書いた時には主語と述語をしっかり確認すること。
当たり前ですが、実際は面倒でやらない人が多いんです。
不自然だと感じない状態になってしまうと最悪!せめて段落ごとに確認することを習慣づけましょう。
長すぎる文は避ける
「主語」を見失ってしまう原因の一つは、文章が長すぎること。
複数の目的語や新たな主語が加わり文字数が増えると「読みづらさ」も増していきます。
読みやすい1文の文字数は25~45文字程度、MAX65文字を目安にしておきましょう。
やたら長い文は2つに分けたり、無駄な修飾や説明を減らすと、読み手にもやさしい「わかりやすい文」に仕上がります。
「助詞」の使い方を見直す
「てにおは」なしに文章は書けないのに、地味過ぎて誰も気にしていない「助詞」。
この機会に「助詞」の使い方を見直しましょう。
・私の夢も南極のペンギンに会うことです。
「は」と「も」一字違うだけで文章の意味が違いますね、登場人物の人数まで変わってしまいます。
「主語・目的語・述語」など文章のパーツをつないでくれる「助詞」は、ねじれを見つける大切なヒント。どこか引っ掛かる読みづらい文章は「助詞の使い方」がおかしいことが多いです。
文章の仕上がりを確認するときは「助詞」に注目しながら音読するようにしましょう。
慌てずゆっくりと読むとより効果的です。
指摘されるまで気が付かない人も多い「ねじれ」は、放置するほど解決できなくなる厄介な存在です。
なんだか仕上がりがおかしい、修正依頼が多い人は「ねじれ」が原因かもしれません。
ぜひチェックしてくださいね。
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