ライティング初心者向け 早く書けるようになるたった3つのコツ

初心者ライターの悩みといえば執筆時間の長さ。3000文字なら2時間程度で仕上げるのが一般的ですが、初心者はその何倍もかかってしまう。朝書き始めて夕方になっても仕上がらないという人も多いですよね。ライティングで確実に収入を得るには「執筆時間の短縮」は避けて通れない大切な要素、今回は初心者が実践すべき早く書く3つのコツをご紹介します。

記事完成までに必要な作業とは?

記事というものは大きく分けて「構成・リサーチ・ライティング」の3作業を経て完成します。

「何書こうかな」と頭の中で考えただけで書き始める「いきなり書き」は絶対にしてはいけません。数百文字な程度であればなんとか書けますが、数千字を超えると軸がブレ「何を書いてるのかわからない記事」になってしまいます。

下準備である「構成・リサーチ」は最後の「ライティング」以上に時間をかけること。徹底した下準備ができていれば最後の「ライティング」は単なるまとめ作業にすぎません。

早く書けるようになるコツ

1.作業時間を区切る

「できるまでやる」は初心者に共通する悪癖。頑張りたい気持ちはわかりますが、休憩もなくひたすらPCに向かうのは逆効果、結局できなかったときは虚しさだけが残ります。

無駄な時間の浪費を避けるには「ポモドーロ・テクニック」に代表される時間管理術が有効。一連の作業をぶっ通しで行うのではなく、定期的に短い休憩を入れて進める方法です。

【ポモドーロ・テクニック】
フランチェスコ・シリロ(伊起業家/作家)により発案された時間管理術
・事前にやるべきタスクを25分で終わるであろう作業量に分割しておく。
・1ポモドーロ(25分の作業+5分の休憩)を2~4回繰り返すごとに15~30分の休憩を取る。

ライターの作業なら、

・1ポモ:リサーチ(25分)+5分休憩*キーワードターゲット設定向けリサーチ
・2ポモ:構成(25分)+5分休憩
・3ポモ:リサーチ(25分)+5分休憩*内容の絞り込む向けリサーチ

のように進めると良いでしょう。

大切なのは「25分で終わるように」集中して作業すること。終わらなかったら仕方ありませんので、次ポモで続きを行います。

時間を区切るのは「集中力アップ」だけでなく「所要時間の把握」も目的としています。
1記事(何文字)の完成までに必要な時間はもちろん「構成・リサーチ・ライティング」各作業の所要時間を把握しておくと、苦手作業を見つけやすくなり効率よく進めることができます。

2.必ず構成を立てる

ライター初心者の悩みで多いのが「途中で何を書いているのかわからなくなる」ということ。書き始めのときに思い描いていた内容を忘れてしまい、どんどん方向がズレて……手が止まる「いきなり書き」の典型的な失敗例です。

この失敗を防ぐのが「構成」。
「構成」は記事全体の流れだけでなく、内容の重複やリサーチ情報の過不足を確認する役割も果たしています。慣れるまでは面倒くさいですが、良質な記事は構成が素晴らしいものがほとんど、記事の良し悪しを左右する大切な作業です。

初心者でも取り組みやすいのが「結論を先に書く」でおなじみのPREP法。
「結論→理由→具体例→結論」というシンプルな流れかつ各章の役割が明確ですので、リサーチも進めやすいですね。結論が先なので読者が内容を理解しやすいという特徴もあります。

他にも構成方法は多々ありますが、大切なのは「全体の流れ」「各章の役割」を明確にしておくこと。途中でわからなくなったら「構成」を確認しましょう。

3.リサーチは目的意識を持つ

「何を書けばいいかわからない」これもライター初心者に多い悩みです。その大きな原因は「リサーチ不足」。書くべき情報量が圧倒的に少なく、自分の感想で文字数をなんとか稼いでいるケースが散見されます。

「書くこと」はリサーチで集めなければならず、効率よく進めないとひたすら時間が過ぎていくばかりです。リサーチは記事が完成するまでに何度も行いますが、その都度目的意識をもって効率よく進める必要があります。

・1回目:キーワード&ターゲット設定用
・2回目:内容決め用
・3回目:情報精査用追加リサーチも行うため回数は3回ではありませんが、各回とも「構成」を確認しながら「欲しい情報は何か」をしっかり意識して行うことが大切です。

リサーチは日常のスキマ時間に行うこともできます。通勤通学やお昼休みなどに検索してブックマークしておくと、帰宅後はまとめるだけ、より効率よく進めることができます。副業ライターは時間の使い方が勝負の分かれ目、小さな積み重ねが大きな成果を生み出します。

下準備の深さがキモ

執筆時間の短縮は「タイピング速度」で左右されるものではありません、ライティング前に行う下準備の深さが執筆時間だけでなく記事の良し悪しまで決めてしまうのです。今回ご紹介した「3つのコツ」は決してむつかしいことではありません。これまで「いきなり書き」していた人はもちろん、そうでない人も少し意識改革することから始めてみましょう。

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